情報利活用基盤総合研究室

研究室概要

インターネット上に流れる情報は、IoT技術によって一層多様化しています。
多種多様なセンサーがインターネットに接続され、機械的に情報が発信される一方で、スマートフォン等を介して人が撮影・編集した画像や映像データが大量に発信されています。従来のWebブラウザで閲覧するテキスト情報を中心としたデジタルコンテンツからスマートフォン上の様々なアプリケーションで利活用 するデジタルコンテンツが主流となりつつあり、テキスト情報のみならずセンサー情報や画像、映像情報等の異種・異分野のデータをユーザの要求に応じてリアルタイム処理する技術が求められています。
情報利活用基盤総合研究室は、IoTデータや画像・映像データを利活用するための先進的な基礎技術を、IoTデータ統合分析基盤プロジェクトと画像処理プロジェクトの二つのプロジェクトに分かれて研究開発を行っています。


研究体制

IoTデータ統合分析基盤プロジェクト

詳しくは、統合ビッグデータ研究センタービッグデータ利活用研究室のホームページをご覧下さい。

画像処理プロジェクト

概要

 新たなNICTの研究分野として「画像・映像情報による実空間意味解析技術」を担う画像処理プロジェクトを今回立ち上げました。実用的な側面も見据えて現在最も注目されている先端的な画像解析技術を含む基礎研究に取り組みます。

目標

 スマートフォンの普及によって画像の撮影や記録、共有は飛躍的に簡便になってきていますが、個人間での利用がほとんどでその活用はまだ始まったところです。NICTでは次世代の画像解析技術によって、画像ビッグデータからより高次の情報を抽出し新たな付加価値を生み出すことを目指しています。
 また、社会知解析技術や多言語音声対話技術等のNICT独自技術により言語や音声情報も含めた相互活用を目指します。